はじめに
SUV市場の中でも圧倒的な人気を誇る「トヨタRAV4」。アウトドア志向のデザイン、高い走行性能、トヨタならではの信頼性など、多くの魅力を持ちながらも、ネット上では「RAV4はやめとけ」「買って後悔した」という声があるのも事実です。
本記事では、トヨタRAV4に関する客観的なデータや利用者の声をもとに、なぜ「後悔する」と言われるのか、その理由や欠点を徹底的に解説します。これから購入を検討している方にとって、失敗しない選択のためのヒントになれば幸いです。

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中古市場での残価率は?トヨタRAV4の寿命を知る
中古車価格の推移と需要
トヨタRAV4は2022年以降の中古市場でも高い人気を誇り、特にハイブリッドモデルは需要が集中しています。
日本自動車査定協会(JAAI)のデータによると、3年落ち・走行距離3万km未満のモデルの**残価率は約70〜75%**と、同クラスSUVの平均(約60〜65%)を上回ります。これは購入後の売却時にも高値が付きやすく、資産価値の高い車といえるでしょう。
ハイブリッド車の耐久性と寿命
トヨタのハイブリッドシステムは世界的にも高評価を受けており、耐久性にも定評があります。バッテリーの寿命は気になるポイントですが、トヨタでは10年または20万kmまで延長保証が可能(有償)。実際のユーザー報告でも15万km以上走行しても問題ないという声が多く、日常使用であれば10年以上の寿命も期待できます。
モデルチェンジによる影響
2019年にフルモデルチェンジされた現行5代目RAV4は、プラットフォームから一新され、安全性能・燃費・乗り心地・内装クオリティの全てが向上。中でも「Adventure」や「PHV」グレードは人気が高く、中古市場でも新車価格に近い価格帯で流通しているケースもあります。
中古で狙い目の年式と価格帯
中古でコスパの良いモデルは、2020〜2022年式・走行距離2万km前後の車両です。このクラスの価格帯は280万〜340万円程度で、残りの保証期間や装備の充実度を考慮すれば非常にお買い得と言えるでしょう。
中古市場と寿命のまとめ
- 残価率は70〜75%と高水準
- バッテリー寿命は20万kmを目安にメンテ次第で長持ち
- 現行モデルの人気がリセールにも貢献
- 狙い目は2〜3年落ち・走行2万km台の中古車
買って後悔する人とは?RAV4を選ぶ前に知っておくべきリスク
使用環境に合わないと不満が増える
RAV4の全幅は1,855mm。日本の都市部や狭い住宅街では、このサイズ感が取り回しにくく、不満につながることがあります。特に、普段から軽自動車やコンパクトカーを使用していた方にとっては、駐車やすれ違い時にストレスを感じるかもしれません。

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車体価格と維持費で家計を圧迫
RAV4の新車価格は300万〜450万円と高額。さらに、年間の維持費は約30万〜40万円。ガソリン代、自動車税、保険、メンテナンス費を含めると、決して安くはない負担です。家計に余裕がないと、数年で手放すことになりかねません。
ライフスタイルとミスマッチ
キャンプやスノーボードなどアウトドアを趣味としない方には、RAV4の性能を持て余すことも。普段の移動が近距離中心で、買い物や通勤がメインであれば、もっとコンパクトなSUVやミニバンの方が満足度が高い可能性もあります。
デザインや内装の好みも影響
現行RAV4はスポーティで無骨なデザインが特徴。一方で、「内装がチープ」「質感が物足りない」と感じる人もいます。特にベースグレードでは、インパネ周りやシート素材が簡素なこともあり、試乗や内見での確認が必須です。

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買って後悔するリスクのまとめ
- 都市部や狭小住宅街にはサイズが不向き
- 車体価格・維持費ともに高めで覚悟が必要
- アウトドア志向がなければ性能を活かしにくい
- デザインや内装の好みによって満足度が変化
トヨタRAV4に乗っている人のイメージとは?
購入層の年代と性別
トヨタ販売データによれば、RAV4の主な購入層は30〜50代の男性。子育て世代のファミリー層にも支持されており、近年は女性オーナーも増加中です。「安全性」「悪路走破性」「運転時の目線の高さ」などが女性ユーザーからも評価されています。
所有者のライフスタイル
RAV4ユーザーは週末にドライブやキャンプを楽しむようなアクティブ志向が多く、「アウトドア」「旅行」「レジャー」に頻繁に出かける層に支持されています。車中泊にも対応できる広いラゲッジスペースが魅力です。

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SNSや口コミでの印象
InstagramやYouTubeでは、カスタムされたRAV4やキャンプ仕様の投稿が目立ち、「映えるSUV」としてのイメージも定着しています。一方、「大きすぎて乗りこなせない」といった不安の声も。口コミを参考に、自分の生活に合うかを見極めましょう。
高級感とブランド力
RAV4は北米市場では高級SUV市場の一角として確固たる地位を持っており、そのイメージが日本でも浸透。「高級車までは不要だが、質感やブランドは妥協したくない」層から根強い支持を得ています。
RAV4オーナーのイメージまとめ
- 購入層は30〜50代の男性が中心、女性ユーザーも増加傾向
- 旅行・アウトドア・家族利用と相性が良い
- SNSでは「おしゃれ」「万能SUV」として評価
- 所有感・信頼性・ブランド力が高評価の要因
総括
トヨタRAV4は、燃費性能、走行性能、耐久性、デザイン性、リセールバリューといった多くの魅力を兼ね備えたSUVです。
しかし、その一方で「価格が高い」「サイズが大きすぎる」「内装の好みに合わない」など、ライフスタイルに合わない人にはデメリットもはっきりと存在します。
大切なのは「自分の生活環境や価値観と照らし合わせて本当に必要な車かどうか」を見極めること。
RAV4は、アウトドアや家族旅行を楽しむ方、SUVらしい力強い走りを求める方にとっては非常に魅力的な相棒になるでしょう。
あなたのカーライフがより快適で豊かなものになるよう、じっくりと検討してみてください。
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