パジェロはどんな人が乗る?性能とデザインで選ぶ理由

ラージサイズSUV

はじめに

三菱パジェロは、日本が世界に誇る本格派クロスカントリーSUVとして長年にわたって愛されてきました。1982年の初代モデル登場以来、世界中の過酷な地形を走破し続け、その実力と信頼性は多くのファンの心をつかみ続けています。パジェロの魅力は、単に「走れる車」というだけではありません。その力強く堂々としたデザイン、快適な乗り心地、タフな構造、そして“男のロマン”を形にしたような圧倒的な存在感が、多くの人々を惹きつけてやまないのです。

本記事では、「パジェロはどんな人が乗るのか?」「なぜ今なお多くの支持を集めているのか?」という疑問に焦点を当て、パジェロの性能やデザイン、ユーザー層の傾向、そして購入検討時に押さえておきたいポイントを徹底解説していきます。これからSUVの購入を検討している方にとって、パジェロが本当に“あなたにふさわしい一台”なのか、じっくりと判断する手助けとなるでしょう。


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パジェロの特徴と魅力を徹底解説

パジェロは、クロカン四駆の代名詞ともいえる存在です。その最大の特徴は、卓越した走破性能と快適性、そして多用途性を併せ持っている点です。アウトドア、ファミリードライブ、長距離旅行、悪路走行まで、あらゆるシーンに応えてくれる万能選手といえるでしょう。

4WDの王者!悪路走破性は業界トップクラス

パジェロに搭載される「スーパーセレクト4WD-II」は、世界的にも高く評価されている三菱独自の駆動システムです。走行中でもFR(後輪駆動)と4WD(フルタイム四駆)の切り替えが可能で、センターデフロック機能やローレンジ切替も備えており、雪道、砂利道、ぬかるみ、急勾配といった過酷な路面状況にも余裕で対応できます。

国土交通省の雪道性能試験では、スタッドレスタイヤ装着時の制動力や登坂性能において高いスコアを記録しており、実際に雪国では「冬に頼れる車」として根強い人気を誇っています。まさに、信頼と実績が融合した“本物の四駆”です。

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世界に認められたラリーチャンピオンの血統

パジェロは、世界最高峰かつ最も過酷なラリーレース「パリ・ダカール・ラリー(通称:パリダカ)」で通算12回の総合優勝を成し遂げています。これは市販車ベースのラリーカーとして驚異的な記録であり、長年にわたる三菱の技術力と耐久性の高さを象徴するものです。

この輝かしい戦歴は、単なる過去の栄光ではありません。パリダカで得た知見や技術は、そのまま市販モデルにも反映されており、あなたが普段運転するパジェロにも“ラリーマシンの魂”が宿っているのです。

内装と快適性のバランスが絶妙

パジェロの外観は無骨で力強い印象を与えますが、車内に入ると一転、快適で上質な空間が広がります。上位グレードには本革シート、パワーシート、シートヒーター、電動サンルーフ、大型ナビゲーションシステムなどが標準装備されており、ラグジュアリーSUVにも引けを取らない仕上がりです。

また、静粛性にも配慮されており、高速走行時でも室内は驚くほど静か。ロングドライブや家族旅行でも快適に過ごせるよう設計されています。後席の居住性も高く、3列シート仕様なら7人乗車も可能。あらゆるライフスタイルに対応できる万能な1台です。

維持しやすいサイズ感と取り回し

ボディサイズは全長4,900mm、全幅1,875mmとSUVの中では大柄な部類に入りますが、最小回転半径は5.7mと非常に扱いやすいのが特徴です。都市部での走行や駐車場での取り回しも比較的スムーズで、「思ったよりも運転しやすい」という声が多く聞かれます。

また、見切りの良いボディ形状と高いアイポイントにより、運転時の視界も良好。大きな車にありがちな“取り回しの悪さ”という不安を、見事に解消してくれる設計です。


パジェロの価格と市場動向

パジェロは2019年に国内での生産を終了しましたが、その後も中古車市場では高い人気を維持しています。今や“新車で買えない希少な車”として、資産価値の高いモデルにもなっています。

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新車価格と中古車市場での価格帯

パジェロ最終型(2019年モデル)の新車価格は、グレードにより約390万円〜450万円でした。現在、中古市場では高年式・低走行のモデルが400万円前後で取引されており、相場は高止まりの傾向にあります。

一方、2010〜2015年式のモデルなら200万円台〜300万円台で比較的手頃に入手可能。走行距離や車両状態によって価格は上下しますが、全体として“価値の下がりにくい車”であることは間違いありません。

維持費と燃費性能の実態

パジェロの燃費性能は、ガソリン車で平均7〜9km/L、ディーゼル車で9〜11km/L前後です。クロカンSUVとしては標準的な数値であり、燃費よりも走破性や耐久性を重視した設計となっています。

維持費は、自動車税(3.2〜4万円/年)、車検費用(10万円前後/2年)、任意保険(年5〜8万円程度)、燃料費を含めて年間20〜30万円程度を見込んでおくと良いでしょう。軽油を使うディーゼルモデルは、燃料代を抑えたい方におすすめです。

人気の理由は“生産終了”という希少性

2019年の生産終了以降、パジェロは“絶版車”として価値が再評価されています。特に最終型や特別仕様車は中古市場で高値を維持しており、今後さらに価格が上昇する可能性も指摘されています。

車としての信頼性だけでなく、趣味性やコレクション性の高さもパジェロ人気を後押ししている要因です。「買えるうちに手に入れておきたい」と考えるユーザーが多く、需要は高まり続けています。

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中古車購入時の注意点

パジェロは本格クロカンSUVのため、オフロードで酷使された個体も少なくありません。中古購入時には下回りの錆やサスペンションの損耗、4WDシステムの動作確認などをしっかり行う必要があります。

特にフレームやデフ周りの状態、メンテナンス記録、過去の修復歴の有無などは信頼できる販売店で詳細に確認することをおすすめします。三菱ディーラーやクロカン専門の中古車店での購入が安心です。


パジェロはどんな人に選ばれるのか?

パジェロのオーナーは、単なる“移動手段”ではなく、クルマに「相棒」や「夢」を求めるタイプが多い傾向にあります。彼らのライフスタイルや価値観には、共通するポイントがあるのです。

自然を愛し、冒険を楽しむアウトドア派

キャンプ、登山、渓流釣り、サーフィン、スノーボードなど、自然との触れ合いを楽しむ人々にとって、パジェロは行動範囲を広げてくれる最高のパートナーです。悪路にも強く、道なき道を走れる性能は、まさに“冒険心を形にした車”です。

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機能性とロマンを両立したい大人の男性

「若い頃に憧れた」「仕事が落ち着いた今だからこそ乗りたい」——そんな大人の男性から支持されるのがパジェロです。武骨でありながら洗練されたスタイリング、そして走破性と快適性を兼ね備えた設計は、“本物志向”のドライバーを魅了します。

子どもとの思い出を作るファミリーユーザー

3列シート仕様のパジェロなら、家族5〜7人でも快適に移動できます。広い室内、高い安全性、大容量ラゲッジスペースを備えており、休日のレジャーや帰省、旅行にぴったり。ルーフボックスやヒッチキャリアを装着すれば、積載力も抜群です。

過去に乗っていたリピーター層

「昔パジェロに乗っていた」「家族がパジェロを愛用していた」——そうした思い出から再びパジェロを選ぶ人も多数存在します。パジェロには、一度乗ると忘れられない魅力があります。その魅力が再び“戻ってきたくなる車”として、多くのリピーターを惹きつけています。


パジェロに向いている人とは?

機能性とロマンを両立したい大人の男性

「若い頃に憧れた」「仕事が落ち着いた今だからこそ乗りたい」——そんな大人の男性から支持されるのがパジェロです。武骨でありながら洗練されたスタイリング、そして走破性と快適性を兼ね備えた設計は、“本物志向”のドライバーの心を掴みます。

週末のアウトドアや旅行、そして街乗りまでを一台でこなせるパジェロは、ライフスタイルの幅を広げてくれる存在。人生に余裕が出てきた今こそ、“かつての夢”を実現するタイミングとしてパジェロを選ぶ方が増えています。

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家族思いで安全性を重視するファミリー層

意外にも、ファミリーユースとしてパジェロを選ぶ方も少なくありません。3列シート仕様は最大7人乗りが可能で、家族旅行や日常の送迎にも十分対応可能です。

また、優れた衝突安全性能と安定感のある走行性能により、同乗者の安心感も高いのが特徴です。「家族の命を守る車」としての信頼感がパジェロにはあります。


まとめ:パジェロは“本物”を求める人のためのSUV

パジェロは、単なるオフロードカーでも、単なるラグジュアリーSUVでもありません。高い走破性、快適性、耐久性、そして男心をくすぐる武骨なデザインと、すべての要素がバランスよく融合した「本物志向のSUV」です。

こんな方にパジェロはおすすめです:

  • アウトドアや自然を愛し、行動範囲を広げたい方
  • 子供の頃からの憧れを実現したい大人の男性
  • 安全で信頼できるファミリーカーを探している方
  • 中古でも価値が下がりにくい、資産性のある車が欲しい方

生産終了という希少性も相まって、パジェロは“今しか手に入らない車”となりつつあります。もし少しでも気になるのであれば、ぜひ一度実車を見て、試乗して、その魅力を体感してみてください。きっと「ただのSUVではない」と実感できるはずです。

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